目的=ゴール
目的とは、その字にも使われているように「目」で見える「的(まと」のことです。
「的」という言葉を使用するだけあって、「目的」は最終的に到達したい部分のことを指します。
目標=目的までの指標
目標とは、「目」で見える「標(しるし)」のことです。
「目」で見た時に、その「的」に近づいているかの「標」となるのが「目標」です。
目的という最終的なゴールに向けて、その間に設定される小さな指標のことを指します。
「目的」というゴールがあり、それに到達するまでの過程に立てられるものが「目標」。
そのため目的は長期的なもの、目標は短期的なものに設定されます。
例えば、「ダイエット」を目的に設定したとしましょう。
この場合の目標には、「ダイエット」を実現するまでの過程に、何をするかが設定されます。
なので「食べる量を今より20%少なくする」「週に3日、30分は運動をする」というような項目があげられます。
この「ダイエット」という目的は、長期的で抽象的なものがほとんどで、
その過程に立てられる目標(ここでは「食べる量を減らすこと」「運動をすること」)は、短期的且つ具体的になっていますね。
この2つの差が、「目標」と「目的」の違いです。
なぜ最終的なゴールである「目的」ではなく、その過程である「目標」を設定することが重要なのでしょうか。
それは、目標が無いということは、具体的に何を実行すればいいかが決まっていないということになるからです。
「何をどうすればいいのか」が明確でなく、目的までの具体的な行動が決まっていない状態です。
また、目標という一定の基準が無いために、現状の改善も出来なくなってしまいます。
「ダイエット」という目的があるのに、具体的な行動を設定しなければ、現状は変化しないでしょう。
ですが、目標があるとその目的に対して
「食べる量を今より20%少なくする」
や
「週に3日、30分は運動をする」
というふうに、実際に行動に移すことができます。
そして、「食べる量を今より20%少なくする」という目標を達成し、
実際にそこまで結果が出なければ、次は「週に3日、30分は運動をする」という新しい目標を立て、
実行したり、
「食べる量を今より20%少なくする」が間違っていたと思ったら
「食べる時間を見直したり」「糖質を減らす」など
改善も出来ます。
一周回って目的が大事、しかしもっと大事な事が
さて、ここまで見てきたら「目標が大事だな」よ感じられたと思います。
ちょっとまってください。
それでは今までもあった「目標設定術」と一緒です。
まだ、走り出すのは待ってください。
ここで大事なことがあります。
それは
最終的なゴールである「目的」が、本当にあっているのか?
ということです。
もし「目的」が求めていたものでない場合、梯子(はしご)の掛け違いという状態になってしまいます。
梯子(はしご)の掛け違いとは?
屋根に上ろうとして梯子をかけたとします。
梯子をてっぺんまで登って到達した屋根が「目的」になります。
梯子の一段、一段が「目標」です。
梯子をものすごく早く上っている状態が、「目標」をどんどん達成している状態です。
そして、梯子をてっぺんまで登りつめて、屋根まで上がった時、すなわち「目的」を達成した時・・・。
じつは登ろうとしていた屋根ではなかった。という状態を表した言葉が「梯子の掛け違い」と言います。
この梯子の掛け違えが起きにくくするためのメソッドを導入しているのが、LCAライフコンパス協会のコーチングになります。
真の目的を探すのは簡単ではないかもしれません。
しかし人生という大事なテーマですので、こういったことに意識をむむける必要があると思います。