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書籍「人を導くスキル」のまえがきを公開します。

↓

まえがき

もう一度人生をやり直せるなら

「過去に経験した嫌な出来事は避けて通りたい」

 

そう思うのは僕だけでしょうか。もちろん過去に戻ることはできません。なので「全ての経験には無駄なことなんてない！　あの時の経験はきっと何かに生かされている！」と自分に言い聞かせながら生きてきました。

ある時、こんな言葉に出会いました。

「は経験に学び、は歴史に学ぶ」

すごい言葉です。愚者って！（（笑）。刺さりましたね。

 

なんと、経験だけで学んでいるのは愚者だって言うのです。

悔しいけどほんとそう思います。自分の経験だけではとても進歩が遅いです。

「上手くいく方法」というものがあるなら、歴史や、学問やスキル、先人の知恵などを知っている方が良いに決まっています。

少し大げさかもしれませんが、僕はさまざまな嫌な経験をするたびに、古今東西の叡智をかき集めて研究してきました。

それは「嫌な経験を事前予測して避けたい」という強い想いからです。そんな想いを込めて、総合的な実践的スキルや知識をまとめたのが、この「人を導くスキル」です。

初めまして。著者の　と申します。僕は３０年以上、「教えること」に携わってきました。その始まりは中学生の時、空手道で二段位と指導員免状を取得し、少年空手での指導を担当したことからスタートしました。

社会に出てからは、会社で新人教育や部下の教育に携わり、教育の経験を積みました。

２０１２年に独立してからは、自社の社員教育だけでなく、運営するスクールやクライアント企業の社員に対する教育や指導も行っています。

会社経営はお陰さまで１３年目を迎えました。ここで少し事業説明をさせていただきます。

・ リラクゼーションマッサージサロンの経営

・ 店舗運営コンサルティング会社の経営

・ 整体師養成スクールとコーチングスクールの運営

主にこれらの事業を展開しております。

 

１３年目になる整体師養成スクールでは卒業生さんが１４０名以上になりました。

その中で独立（開業）された方は１００名以上おられます。この１００名以上というのは業界ではかなり多い数なんです。

普通の「スクール業」は卒業したら終わりです。卒業後は縁が切れてしまいます。

高校や大学もそうですよね。卒業時に進路指導はあっても、就職先にまで首を突っ込みません。

ですが、当スクールの特徴は「独立（開業）」そして「経営」までフォローしていることです。

なので「技術を教えて終わり」ではなく、その後のフォローまで続くので、ある意味ゴールがありません。ずーーっとお付き合いするわけです。１０年以上のお付き合いの方もたくさんおられます。

生徒さんと言うか、友人というか、お弟子さんというか･･･とても不思議な関係なんですが、とにかく会っている時、話している時がとても楽しいんです。

そういった素晴らしい人間関係が数多くあるのは、もう僕の人生の中では大成功だ！　と感じています。

この仕事をして良かったと心から思えるところですね。皆さんも、人に教えたり、導いたりする場面があるかと思います。

もし仮に無かったとしても、「人を導くスキル」の「人」とは、他人だけではありません。自分も含めた「人」に対してです。

ご自身をより良い方向に導くことにも直結するスキルです。そういう意味では「全ての方に関係がある内容」なんじゃないかな？そう思っております。

冒頭で書かせて頂いた、もう一度人生をやり直せるなら「嫌な思いをした経験は避けて通りたい」

という話の「嫌な思い」ですが、過去の「嫌だな」と思うような場面は人間関係が多かったりしませんか？

ちなみに仕事を辞める理由の上位が「人間関係」らしいですね。

それくらい「人間関係」は皆さんの人生に、とても密接に関係しているものだと言えます。人を導く時にも「人間関係」は当然関係します。

人を導くことは「人間関係」も含めてとても難しいものだと思います。

そんな「難しい」事を多くの方々がそれぞれの状況で使いこなすために必要なスキルは多岐に渡ります。

 

 

本書「人を導くスキル」は、

フェーズ１　人に好かれる

　　　↓

フェーズ２　心と身体

　　　↓

フェーズ３　ゴールセッティング

 

という大きく３つのフェーズ（段階）で構成されています。

「人に好かれる」のフェーズはものすごく大事なので最初に持ってきていますが、少しボリュームがありますので、ざっと流すか、フェーズ３から先に読まれると手っ取り早く人を導くスキルは学べるかと思います。

ですが、フェーズ１　フェーズ２　フェーズ３と積み重ねて頂きたいのが本音です。

フェーズの中には、いくつかの章が入っています。どれか一つの章でも人生の中で役に立つ内容だと思います。

例えば、第５章では、ピアノを弾きながら透き通るような歌声で多くのファンを魅了し、日米ハーフとしてのバックグラウンドを持つアーティストが行った目標設定法、第８章では、あの二刀流大リーガーが使った目標設定法もご紹介させていただいてます。気になった章から読んでもらってぜんぜんオッケーです！

さて、この本のタイトルは「人を導くスキル」と名づけました。

 

簡単に言うと、

・生徒に好かれ仲良くなれる

・部下のやる気を引き出せる

・自信をもって指導ができる

ということが実現できるようになるスキルを紹介しています。

「先生が生徒に」「上司が部下に」「親が子に」

ただ単に知識を伝えるだけでなく、「コミュニケーションをとり」「最適な伝え方を選び」そして「勇気を与え」「ゴールまで導いていく」。そんな、コミュニケーション法、イメージトレーニング法、目標設定法を「だれでも実践できるように」書いた本です。

正直、大真面目に全ての必要な内容を詰め込んでしまったら「面白く」はないかもしれません（笑）。

「これだけやれば人は動く」とか「これだけで夢が叶う」みたいな本が受けが良いと思います。僕も以前はそういった本をよく買っていました（笑）本当はこっちの方が売れるでしょうね。ただ、それだけではほとんど人生は変わらないと感じます。

 

先ほど紹介した、

フェーズ１　人に好かれる

　　　↓

フェーズ２　心と身体

　　　↓

フェーズ３　ゴールセッティング

を踏まえないと『人は導けない』と確信しているのです。

 

巷には、この３つのフェーズの内容がバラバラに紹介されていることが多いように感じます。

この３つが重なると物凄い相乗効果が生まれるのに非常にもったいないことです。どれか単体で学んだら「実戦で使えなかった」と勘違いされてしまうと思います。

なので、ちょっと内容が多岐に渡っていますので「ややこしい本」だな！　と思わないでください。目標設定とか、イメージトレーニングというと特殊な言葉に聞こえるかもしれませんが、全て簡単な方法の集まりです。やってみたら分かります。

目標設定だってスマホや手帳に書いてある予定表やＴＯＤＯリストも目標設定の一部ですし、自分の好きなワクワクすることを考えて日々ニヤニヤしていたりするのも、ある意味イメージトレーニングになります（笑）。たまに特殊な言葉が出てきても、ほとんどの人が日常的に使える技術なのでお付き合いいただきたいと思います。

今回、お忙しい中でも学びが続けられるように「人を導く技術」専用のメールマガジンを用意しました。

※人を導くスキル公式メールマガジンは第１章の所で登録できます。

今ならメールマガジンをご登録されたあなたにプレゼントがあります。

〇二刀流大リーガーが使った目標シート（動画解説）

〇人に好かれる３つのこと（動画解説）

〇コミュニケーションパターンシート（動画解説）

ぜひこのプレゼントを受け取って活用いただけますと幸いです。

 

さて、僕が運営するサロンについて書かせていただきます。

リラクゼーションマッサージサロンの経営は、現在１５名以上のスタッフさんがいますので、大規模店には負けますが、一般的な規模よりは大きいです。お陰様でクチコミも地域一番を長らく維持しております。

 

最近、長く勤めてくださった方が卒業し（うちでは独立を卒業と言います）、今では新しい方が多いのですが、多くのスタッフさんが長く勤めているという状態でした。

サロン経営されている方には伝わると思いますが、スタッフさんが長く勤務してくださる、というのはとても珍しいです。

サロンではけっこう人間関係が上手くいかなくて辞めたり、技術を身に付けたり、お客様がついたりするとすぐに独立する人がいます。サロン経営での悩みはだいたいスタッフの確保です。

ですが早いもので今期で１３年目の営業となっています。

現在コロナ禍があけ、サロン経営は長い冬の時代を抜けてようやく春が来たというイメージです。

当社もコロナ禍では過去一番の低迷を経験しました。

そんな中でも今期は過去一番の収益が狙えるくらいスタッフさんのレベルが上がっていることに感謝していると共に、今まで培ってきた人財育成のノウハウを皆さんに役立てていただきたいなと思うようになりました。

恐れ多くも、こういった経験を書かせていただくのは、「人間関係の悩みは似ているものが多い」「人の体験談は知恵の宝庫」だと強く思うようになったからです。

少なくとも、僕は人の体験談は宝だと思っています。

経験豊富な方々にはお耳汚しな事もあるかと思いますが、『人を導く』ことに関わる方々には何かしらの参考になると信じています。

それでは、僕の経験から培われたメソッドが皆様の人生で少しでも役に立てれば、これほどの喜びはありません。最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

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