2020.10.20

心タイプ

豪快・陽気な人は「心タイプ」

【支配する精神活動】

ほかの4つの臓にやどる神を統括する、もっとも上位の神(しん)。精神活動に強くかかわる。

【関連する感情】

喜び※
※本来、喜びには良い意味しかないのですが、この場合の「喜び」は過剰なものやエゴ的なものと考えてください。

【心の役割】

  • 血液循環と拍動をコントロールする役割
  • 脳(大脳皮質・高次中枢)や精神活動をコントロールする役割
  • 心臓や小腸だけでなく、顔面や舌、汗、脈なども分類

【要注意】

心臓・小腸・舌

【心の変調】

ポンプ役の心が変調すれば、全身に血が行きわたらず、栄養が不足する部位がでてきます。
血行を改善しようと心が強く動くと、動悸を感じることがあります。不整脈になることもあります。また、血が心の中で停滞すると、胸に強い痛みがでます。顔面には脈管(血脈)が多いため、血の状態がよく現れます。
血行が悪くなると、顔面が青ざめたり唇が紫色になったりします。血管に負担がかかっているときは頬が赤らんできます。心の変調は汗にも現れるとされ何もしていないのに大量の汗をかくこともあります。
心は舌と強く結びついています。舌は味を感じ、言葉を発する機能をもち、そのため心が変調すると、味が分からなくなったり、ろれつがまわらなくなることもあります。東洋医学では、言葉をうまく発せられないとき、心を回復させる治療をすることもあります。

【アドバイス】

食欲が旺盛で陽気な人は、心にトラブルを抱えやすいと言われています。特徴としては、活動的で声が大きく、交際上手である一方、他人の心の機微には疎い傾向も。
眠れない夜が続くとしたら、「心(しん)」のトラブルを疑ってみるのも良いでしょう。またウツの症状と間違われることがあるそうなので注意が必要です。