2020.10.20

脾タイプ

悩みのスパイラルにはまりやすい人は「脾タイプ」

【支配する精神活動】

単純な記憶、思考の組み立てを司る

【関連する感情】

思い悩む

【脾の役割】

  • 消化吸収をコントロールする役割
  • 血液が漏れ出ないように統率する(統血)役割
  • 脾臓や胃だけでなく、筋肉や四肢、口、唇、涎なども分類

【要注意】

脾臓・消化器・口唇・肌肉・四肢

【脾の変調】

脾の変調の影響はたいへん大きいものです。
水穀の精微(すいこくのせいび)※をつくる運化の機能が衰えると、気・血・津液・精を十分につくれなくなるので、全身に不調がでてきます。
※飲食物の消化によって胃で生成され、脾で運ばれる滋養物質のことです。水液の運化の機能が弱くなると、津液が停滞して痰にかわり、その痰が肺にからんで、せきやぜんそくを起こします。
昇清(しょうせい)※の機能が弱くなると、頭部に栄養分を上げる機能も弱くなるので、ぼーっとする、目や鼻、耳の機能が悪くなるなどの影響がでます。
※運化によって脾で作り変えた栄養物質を人体上部に上昇させて運搬する働き統血(とうけつ)※の機能が弱くなると、血が脈管から漏れてしまうため、血便や血尿、不正性器出血などが現れることがあります。
※血が脈外に漏れ出さないようにする働き

【アドバイス】

消化器系がもともと弱く、疲れやすい。肌色が黄色っぽく、痩せ型または水太り体質の人に多いようです。
このタイプは、顔やお尻がたるみやすいので、胃腸に負担をかけないような食生活を心がけ、しっかりと咀嚼して食べるようにしましょう。
トレーニングで筋力UPをはかるのも良いようです。