コーチングが機能しやすい環境設定をする3

傾聴(Active Listening)

話しかけやすい雰囲気を手に入れたら、傾聴のスキルを身につけましょう。

人は、自分の話をしっかりと最後まで聞いてもらえた、

共感してもらえたと感じた時、

その人に心を開きます。

 

クライアントに、この人は何を話しても安心だ、自分の成長を信じてサポートしてくれる人だ、と感じてもらえなければ、コーチングは成り立ちません。

傾聴スキルは、コーチングのスキルの中でも、特に重要な基礎スキルです。

 

 

聞かれたと感じる聴き方をするには、次のようなことを意識してください。

 

表情

  • 笑顔が基本です。

 

視線

  • 相手を優しく見ましょう。全く見ない・凝視する、はNGです。

 

うなづき、あいづち

  • あなたの話しを聞いていますよというサインとなります。

 

態度、ふるまい

  • 柔和な印象を心がけましょう。腕組み・脚組み・よそ見はしないようにしましょう。

 

肯定的な表現

  • 否定の接続詞(でも、だって、しかし)は極力無くしましょう
  • 否定表現は肯定表現に変え、批判、否定のニュアンスが入らないようにしましょう。
  • 例:○○しないと○○できない→○○してくだされば○○できます

 

提案・アドバイスはいったん脇に置く

  • いきなりの提案・アドバイスは、否定と反発を招きます。充分に相手の話を聞いてからにしましょう。